お金のロードマップ2話 貯金と預金について
こんにちは。カコマナパパです。
前回はお金に対する価値観についてご紹介しました。
簡単ですが復習していきましょう。
①お金自体は人生における大切な道具ではあるが、それ自体が目的ではない。
②お金持ちはお金で時間(自由)を手に入れている。
③お金に関する潜在的なマインドブロックを外すためには、理想の自分を強くイメージして、行動していくことが大切である。
でしたね。
お金に対する価値観は人それぞれですが、お金に対するイメージを良いものにしてお金について学び続けていきましょう。
さて、今回は貯金について書く前に「貯金」と「預金」の違いについてみなさんに知ってもらいたいと思います。
まずはその言葉の意味を理解して自分のなかにある曖昧な理解を明確なものにしていきましょう。
それではさっそく「貯金」と「預金」について解説していきます。
目次
貯金とは
広義的には、金融機関にお金を入れることですが、「ゆうちょ銀行に預けているお金」のことです。
他にはJAバンク(農業協同組合)、JFマリンバンク(漁業協同組合)へ預けているお金も貯金と呼ばれます。
日常的に使われる銀行への預金も貯金とよく言います。
次に
預金とは
預金を扱っているのは銀行、信用金庫、信用組合、労働金庫などの預貯金取扱金融機関です。
代表的なのものが、「普通預金」「定期預金」「当座預金」などがあります。
あまり一般の人は使いませんが、他人に譲渡可能な定期預金に「譲渡性預金」というものもあります。
それでは銀行とゆうちょ銀行の成り立ちについて簡単に歴史を振り返りながら勉強していきましょう。
銀行の成り立ち
1873年に国立銀行条例によって日本で初めて「第一国立銀行」という銀行が設立されました。
「国立」なので当然国の管理下の銀行ですね。
1882年には日本銀行条例によって「日本銀行」が設立され、すべての国立銀行は民間の銀行になりました。
現在でも
「日本銀行=国の銀行」
「その他の銀行=民間の銀行」
という構図は変わっていませんね。
そもそもなぜ「銀行」というのか。
それはアメリカの国立銀行法の「Bank」を「銀行」と訳したことに始まります。金銀を扱うという発想と「行」は中国語で「店」という意味を組み合わせており、「金行」または「銀行」という案が有力でしたが、語呂の良い「銀行」が採用されたと言われています。
ゆうちょ銀行の成り立ち
日本の郵便貯金は1875年にイギリスの郵便貯金制度を手本として郵政事業の一環として始まりました。
大蔵省(現在の財務省)が郵便貯金を広く推奨し、金利も現在より段違いに高かったこともあり、多くの国民が郵便局にお金を預けました。
そのため、国民が「お金を貯める」という意味合いも強かったので、「貯金」と呼ぶようになりました。
こういった歴史や違いを理解することでよりお金について理解を深めるきっかけになっていただければ幸いです。
まとめ
①預金とは「銀行に預けているお金」のことで企業がお金を預けるという意味合いが強かった。
②貯金とは「ゆうちょ銀行に預けているお金」のことで国民がお金を貯めるという意味合いが強かった。