お金のロードマップ25話 金持ち父さん貧乏父さんの教え2vol.10 誰のために働いているのか!?富を築くとはどういうことか
こんにちは。カコマナパパです。
前回は持ち家は負債であるというお話をしましたが、大多数の人にとって持ち家は「夢」であり、叶えたい目標だと思います。持ち家を建てる前に資産と負債について理解し、自分のキャッシュフローがどう変わっていくのか事前に試算するといいかもしれません。
前回のまとめですが、
①持ち家は大多数の人にとっては夢である
②持ち家は資産ではなく、負債であることを理解しよう
③持ち家は時間や資本、さまざまな機会の損失につながる
今回は『~のために働いているのか』ということについて勉強し、資産を築いていくとはどういうことなのか理解を深めていきましょう。
目次
我々は誰のために働いているのか
あなたが他の人と同じことをしている場合の働き方は以下の3点です。
①他人のために働いている
会社に勤めている人は会社が社員のために利益を出していると思っているでしょうが、そうではなく、会社はそのオーナーまたは株主に利益を還元し、その方たちの生活を豊かにするために利益を出しているのです。決して社員のためではありません。
②政府(国)のために働いている
働けば働くほどあなたは税金を国のために多く収めていることになります
日本国の歳入(いわゆる入ってくるお金)の約半分以上は税金で賄われており、2022年度の内訳は以下のとおり
所得税 18.6% 20.4兆円
法人税 12.1% 13.3兆円
消費税 19.6% 21.6兆円
ちなみに50%以上は税収ですが、残りの35.9は公債金、いわゆる借金です。これだけ税金が取られているのに国は借金をして将来世代へ負担を先送りにしています。
バブル崩壊後、税収は伸び悩んでいるのに歳出は一貫して伸び続けている日本。そして、ここ数年は新型コロナウイルス感染症対策と称し、歳出の拡大が顕著です。
様々な課税により税金をたくさんとられる一方、国の借金は右肩あがり。将来への負担の先送りで自分の子どもたちへの不安は大きくなるばかりですね。
③銀行のために働いている
税金の他に支出が大きいものはローンです。住宅ローンの返済やクレジットカードの支払いです。この返済・支払いのために我々は働いているわけです。これは銀行にとって利息として利益をもたらしています。預金者に対しては低金利で企業や個人に対しては高い利息で貸し出し、利ザヤで稼ぐという金利収入構造となっています。
少し話はずれますが、各種手数料や投資信託・保険などから得られるフィービジネス(手数料ビジネス)などもありますね。
このように銀行は住宅を建てるための資金や投資信託などの投資商品、というような業務・販売から利息・手数料といった収入を得ているわけです。
この①~③を図化したものが下図になります。
どの段階からお金持ちなのか
前述した①~③について収入のうちの大部分が自分ではなく他人の懐に入っていくのがお分かりいただけただろうか。
お金のために働いているうちはいくら一生懸命働いたところでその利益がそのまま自分のものになることはないため、その方法やお金に働いてもらう方法を学ぶ必要がありますね。
本書において「富」とは何か定義されています。
富というのはあと何日間その人が生き残ることができるか、つまり、今日仕事をやめたとして、あとどれくらい生きて行けるか、その能力を指す。
とあります。
経済的な自立を目指すということは他人に依存するのではなく、100%自分に依存するということであり、自分がそれにどれだけ近づけているかが目標までの道のりになります。
たとえば
資産欄からのキャッシュフローが0
または
資産欄からのキャッシュフロー < 支出欄からの支出
である場合は、いつまでのお金のために働く必要があります。
しかし
資産欄からのキャッシュフロー > 支出欄からの支出
になったとき、ラットレースから抜け出せるかもしれません。
経済的な自立は言い換えると「資産から生み出される収入で毎月の支出が賄えるようになる」状態のことですね。
資産からのキャッシュフローで支出を上回ることができた時点で、給料に依存しなくてもよくなったとして、経済的自立はこれで終わりではない。
資産からのキャッシュフローのうち余剰分を再び資産に組み込むということが必要となります。
資産に対してどんどんどんどん援護射撃をして資産を増やし、資産が増えるほどに、キャッシュフローが増えていく構図になります。
よくお金の流れはコップとお水に例えられますが、一般の人はコップに水が注がれたらそれを飲んでしまいます。しかし、お金持ちはコップにお水がいっぱいになってもまだのみません。そのコップからしたたるお水を飲むのです。そしてコップをより大きなものすることで、コップからしたたたるお水の量も増えていきます。一般の人はいつまでもコップのお水を飲み続けるので、コップを大きくしようとは思いません。
人生を豊かなものにするために必要な行動や考え方を身につけていきましょう。
まとめ
①他人、政府、銀行のために働く状態から抜け出そう
②経済的自立とは、資産が生み出すキャッシュフローが毎月の支出を上回った状態をいう
③ラットレースから抜け出したら資産を増やすために資産にふたたび余剰分を組む込む
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