お金のロードマップ24話 金持ち父さん貧乏父さんの教え2vol.9 持ち家は負債!?それでも持ち家は「夢」である
こんにちは。カコマナパパです。
前回は自分の今の状態、自分が選択していることが本当に正しいのか、他の人と同じことをしていないか、行動していこうということをお話しました。
前回のまとめですが、
①今の自分の状態は本当に正しいのか考えよう
②何も考えずにほかのみんながそうしているからという理由で行動しない
③「できない理由」「やらない理由」を探さない
今回はまた資産、負債について考えていきたいと思います。
※次から書く内容はあくまで私個人の考えだったり、実際に体験して思ったことを書いていますので、一つの意見として受け止めていただければと思います。
目次
持ち家は負債
持ち家は多くの人にとって「夢」であり、叶えたい「目標」であると思います。
よく家は資産だ、財産だと言われますが、何を指して資産、財産だと言われているのでしょうか。
家を建てた私の経験から言いますと、家は支出が増えるものです。
住宅ローン、固定資産税、水道光熱費などが主な支出になります。
アパートなどですと、家賃(会社からの手当てがある場合もある)、駐車場代、水道光熱費が主な支出になるでしょうか。
ここでの大きな差は、住宅ローン>家賃であり、アパートなどは固定資産税がかからないということです。
大きなアドバンテージが発生しているのは言うまでもありません。
多くの人の人生のおける最大の借金は「家」だと思います。
なかなか3,000万円~4,000万円の借金を家以外ですることはないと思います。
持ち家は家計からお金を吸い取っていきます。
いわゆる「負債」です。家を建てたことに後悔はありませんが、資産では間違いなくありません。
賃借対照表を用いて簡単に図示すると下記のようなイメージです。
減価償却という考えでは、年々家の価値も下がっていきます。
ローンを払い終えたときには資産価値はかなり下がっている可能性はあります。
十数年に一度外壁塗装を交換したり、和室がある家では畳の交換が発生したり、メンテナンス費用がかかることも憶えておきましょう。
みなさんの中には家を建てることを検討している方もいらっしゃると思いますが、持ち家は「夢」であり、人生のターニングポイントの一つだと思います。それ自体を否定しませんが、もし家を建てることを検討している場合は、どのくらい毎月の費用が変わるのか、十分に試算した上で話を進めていくのが良いと思います。
実家暮らしの方、アパート暮らしの方など現在の家計の状況がどれだけ変わるのか周りの人に聞いたり自分で計算してみてください。
本書から引用したお金の流れを図示しますので、参考にしてみてください。
持ち家を所有することで伴う損失
持ち家を所有することで伴う「損失」について本書を引用しながら勉強していきましょう。
①時間を失う。
②資産形成にまわせるはずの資本が減る。
③お金の勉強をする機会を失う。
※本書は「投資」という言葉を使用していますが、私は投資を推奨しているわけではないので、別の言い方に変えています。
ローンを返済している間に貯金にまわせたはずの資本や将来の時間をうばってしまったり、毎月のローンや維持費の支払いに追われてたくさん仕事してお金の勉強などをする機会を失ってしまうかもしれません。
何回も繰り返しお伝えしていますが、この不確実で不安定な時代においては学び続けて行動することが必要です。
行動するためには時間が必要です。勉強をしたり、さまざまな人と交流して知見を広げたり、やるべきことがたくさんあります。
結果を出す人というのは必ず何かを捨てています。
睡眠時間、飲み会の時間、テレビを見る時間、人付き合いなど求めている対価に対して、何かを代償にそれを捨て、結果を出すことに注力しています。
お金持ちは時間の使い方を重要視しています。時間は誰にでも平等に与えられていますが、その時間を無駄に使うようなことはせず、1秒1秒を意識して過ごしています。
時間は命です。1秒を1円と考えればとても大切に使えると思います。
1日86,400円です。
何をしない毎日はあなたの貴重な時間(=命)を無駄に消費しています。
帰宅してすぐにテレビをつけ、お酒を飲んでいませんか。
寝る前に読書ではなく、スマホゲームをしていませんか。
金曜日仕事終わりに飲みに出かけようと考えていませんか。
情熱(パッション)を持ち、目的を持って過ごしていきましょう。
収入が増えれば人は支出も増加する傾向が強いですが、それでは資産を形成することはできません。
資産が大きければそこから生まれてくる収入からまた資産にどんどん上乗せして、資産をより大きくしていきます。
会社に属している人の主な収入源は会社からの給料です。給料が上がると所得税もあがります。累進課税制度というものですね。
昇給や昇進に伴い、大部分の人は生活の質が上がり、支出が増加します。
結果としてラットレースから抜け出すことはできません。
そうした状況をあなたの目の前にチャンスがきたとしても気づかずに通り過ぎていくかもしれません。
そのチャンスは「一生に一度しかない」かもしれません。
もしそのチャンスがきたら全力でチャンスを掴みましょう。
まとめ
①持ち家は大多数の人にとっては夢である
②持ち家は資産ではなく、負債であることを理解しよう
③持ち家は時間や資本、さまざまな機会の損失につながる
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