お金のロードマップ31話 金持ち父さん貧乏父さんの教え4vol.16 金持ち父さんが教える4つのファイナンシャル・インテリジェンス






こんにちは。カコマナパパです。

前回は「知識は力」であり、法律を理解することが大切であるとお話ししました。また多数派の意見に染まらず、自分の道を歩むことが大切であることを学びました。
前回のまとめですが、
①歳入の中で消費税は安定して右肩上がり
②知識は力、学び続けよう
③他の人と同じ道を歩むことはリスクである時代がきている
です。

 

目次

ファイナンシャル・インテリジェンス

これまでの簡単な復習ですが、
・お金のために働いている人はラットレースから抜け出すことはできない
・お金に働いてもらう人はお金の知識を身につけ経済的自由を手に入れることができる
このお金に関する知識のことを本書ではファイナンシャル・インテリジェンスまたはファイナンシャルIQと呼んでいます。
この知識は専門的な4つの分野から成り立っていると言います。それをご紹介していきます。
①会計力
②投資力
③市場の理解力
④法律力
みなさんはどうですか。この中で一つでも秀でたものはありますか。
一つずつ見ていきましょう。
①会計力
端的に言うと数字を読む能力のことです。お金持ちなるということは扱うお金の量が増えるということです。お金の量が多くなれば多くなるほど、正確さが要求され、お金に関する数字に疎いとお金に関する知識は向上しません。具体的には貸借対照表や損益計算書といった財務諸表を読んで理解できるかどうかです。日本で会計学に関する資格は公認会計士、税理士、証券アナリストなどです。自己研鑚のために資格取得に向け勉強することも良いと思います。
②投資力
お金でお金を増やす仕組みですね。日本では資産倍増計画と称し、貯蓄から投資という流れが推進されていますが、NISAの拡充や金融教育の普及が大きな柱となっています。本書でいうところの投資とは少し意味合いが違うかもしれませんね。しかし、投資は創造力を使うため、実際に投資してみるのではなく勉強のためにまずは調べてみてはどうでしょう。
③市場の理解力
これは需要と供給の話です。一般的な話をしますが、商品の需要量は価格が上昇すると減少し、供給量は価格が上昇すると増加します。市場経済においては、価格の上がり下がりによって需要と供給が調整されます。市場を理解するためには経済的側面と人為的側面を知り、市場の動向によりいま投資をするのが適切かどうか判断していく必要があるということです。
④法律力
会社を持つことによる税の優遇措置があれば会社で働くよりも早くお金持ちになれる可能性はあります。しかし、会社を持つことイコール、ビジネスをするという同義ではないということは理解しておきましょう。自分が会社を持っていることで受けられる税の優遇措置と与えられる保護については理解しておいても損はないと思います。
税金にもいろいろな種類はありますので、まずは一つお金の勉強として調べてみても面白いかもしれませんね。

 

会社を持つことで法律を利用する

みなさんがイメージする会社での節税イメージはどんなものでしょうか。ペーパーカンパニーというものは聞いたことがあると思います。
ペーパーカンパニーを設立して利益を分散して、課税所得が年1,000万円以下になると「免税事業者」になります。免税事業者になると消費税の納付義務がなくなるため、理論上の節税ができるというものです。また、課税売上高5,000万円以下であれば「簡易課税制度※」というものを利用できるため、税負担等が軽減されます。
※簡易課税制度とは対照となる税目は消費税で、中小事業者の納税事務負担に配慮する観点から事業者の選択により、売上に係る消費税額を基礎として仕入れに係る消費税額を算出することができる制度です。もちろん物事にはメリット、デメリットがありますので良い面ばかりではなく多角的に物事を見ましょう。

ちなみに上記で免税事業者という言葉が出てきましたので、少し触れておきますが、2023年10月にはインボイス制度の導入を見据えて、免税事業者が課税事業者へと切り替えを行っています。これは消費税の仕入税額控除の適用を受けられるインボイス(適格請求書等保存方式)を発行できるのは、課税事業者に限定されているためです。
免税事業者であっても、インボイス制度導入後も消費税の免除を受けられますが、インボイスの発行ができません。インボイスの発行ができないということは、課税事業者から仕事をもらうことができなくなる可能性があるということです。課税事業者からしてみれば、わざわざ仕入税額控除ができない取引をする必要がないためです。
話はだいぶ逸れてしましましたが、このように法律や制度は刻一刻と変化していきます。自分は関係ないからと知らぬ存ぜぬをしていると気付かないうちに損をしていることもあるかもしれません。
前述した4つのファイナンシャル・インテリジェンスを鍛えることでお金持ちになれる可能性はあがると本書では述べています。
おそらく社会人になり、4つの能力を意識して伸ばしてきた方は少ないかもしれません。しかし何度もお話ししているとおり隣にいる人と同じ状況や環境、考え方をしていてはいつまでもラットレースを抜け出すことはできません。外の世界に目を向けるということも意識していかないとリスクばかりが増えていく世の中から抜け出せなくなるかもしれません。

ぜひ一緒にファイナンシャル・インテリジェンスを伸ばしていきましょう。

まとめ

①会計力・投資力・市場の理解力・法律力のファイナンシャル・インテリジェンスを伸ばしていこう
②会社を持つことにより税の優遇措置や保護が受けられる
③ラットレースから抜け出すためには現状のままではいけない

 

 

 






お金

Posted by kaku1022