お金のロードマップ29話 金持ち父さん貧乏父さんの教え4vol.14 知識を持つ者と持たざる者!!目的意識を持とう







こんにちは。カコマナパパです。

前回は増税や物価高に対応するために節約や家計の見直しを図り、税金について知識をつけて自らを守っていこうというお話しをしました。
前回のまとめですが、
①消費税とは比較的最近導入された税金である
②税金を取り始めた政府はそれを旨味に思い、さらなる増税をする
③税金に疎いということはそれだけでリスク、しっかりと学んでいこう
でした。
日本で生きていく上で、切っても切れない税金から目を背けず、知識をつけていきましょう。

 

目次

消費税導入の経緯

28話では税金の歴史を少しお話ししましたが、今回は日本での消費税の導入の経緯について勉強していきましょう。
10代、20代などの方には消費税は物心ついたときから存在していたものです。しかし、30年前はなかったのですから、自らの消費に対して一律税金がかかるというのは世間で大騒ぎになるのは容易に想像がつくでしょう。
消費税に対する世間の拒否反応はすごく、反対運動まで起こったようです。
ではなぜ大反対されてまでいた消費税の導入が推進されたのでしょうか。
それは戦後に話は遡りますが、昭和25年は所得税中心の税金体系になっていました。
今の時代と比較してほしいのですが、
①所得税あり、消費税なし
②所得税あり、消費税あり
②は今の我々の時代ですね。
しかし昭和25年頃はそうではなくて、①の場合、給与所得者だけに税金が課されており、現役で働く世代に重税感と不公平感が出ていたことは言うまでもありません。
そして広がった考えは「国民ができる限り幅広く公平に分かち合うことが望ましい」というものでした。これは、豊かで安全な暮らしを誰もが享受している社会においては、それを支えるための基本的な税負担は平等にするべきだというものです。
また、高齢化という社会現象も消費税創設の際の大きな理由でした。年金や医療、福祉のための財源確保が課題となっており、現役世代の所得税のみに頼った税制では限界があるということも追い風となり、1988年に消費税法が施行され、1989年4月1日から適用されることとなったのです。

 

お金持ちは会社を利用している

税の法制化を可能にしたのは、お金持ちからお金を取ってそれを他の人に分け与えるという理論を民衆が信じてしまったためです。
しかしながら、政府は一度税金を徴収する旨味を覚えてしまい、さらに強欲になり、当初公言していた「お金持ちからお金を取る」ということから中流以下の民衆からも税金を取り立てるようになってしまい、結果的に課税対象が広がり自分の首をしめることにつながりました。
しかしお金持ちは他の人たちと同じルールではゲームをしません。
彼らは「会社」という手段を用いて、財産を守っています。
下図は会社が個人の損益計算書と貸借対照表に対してどのように機能するか示したものです。

金持ち父さん貧乏父さんより引用

こうした税金の仕組みをよく理解し、それを逆に利用できたのは、学校では学ばないお金の力を知っていたからです。

ちなみに政府はその年の要求した予算を予定通り使い切らなければ次年度の予算が削減されるだけでなく、見込みが甘かったと有能とは見られない可能性があります。
こうした状況により政府の支出はどんどん増えていき、もっと収入の低い層までも税金の徴収対象となっていったのです。
お金持ちが会社を利用する方法を選んだのは会社の所得税率が個人の所得税率より低いからです。
日本の場合、法人税率は平成28年改正により23.2%、個人の所得税は最大で45%(4千万円以上の場合)までかかります。
稼げば稼ぐほど、個人に対して所得税率があがってきます。日本の税制では個人で頑張って稼ぐほどに税金がとられる仕組みなのがわかりますね。
しかし会社の場合、支出の一部を経費として、税金を支払う前の収入から差し引くことができるのです。
本書ではこれを「持てる者」と「持たざる者」と表現しています。
いわゆるいつも戦いに負けるのは知識を持たない者(「持たざる者」)ということです。
毎朝8時には出勤し、せっせと働き、税金を払っている者がいつも負けている状態です。
どのような道を歩めば会社などに頼らず経済的に自立する道を歩めるかどうかはゲームの仕方を知っているか知らないかでそれを行動にすることにより差が生まれます。

物事を変えるためには目的意識が必要です。
なぜ」それをするのかということが大切です。
お金それ自体は手段であり、目的ではないです。その先にある自分だけの目的、何のためにお金を手にしたいのか考えてみましょう。

まとめ

①消費税は現役世代の負担を減らし、公平に税金を課すことを目的に生まれた
②お金持ちは会社をうまく利用している
③知識を持たざる者ではなく、持つ者になろう
④お金のその先にある目的意識を強く持とう

 

 






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Posted by kaku1022