お金のロードマップ40話 金持ち父さん貧乏父さんの教え6vol.25 長期的視点で学ぶ!人は1日で大成しない






前回のまとめですが、
①学びには誠実さや素直さが必要である
②身につけるべき能力を見定め、自分の市場価値を高めよう
③広く浅く学ぶことも大切である
でしたね。

会社の一労働者として能力を高めることも必要ですが、そこに囚われず自分に必要なスキルを身につけていきましょう。優れるのではなく、他と異なっていきましょう。

目次

長い目で見て学ぶ

あなたは「自分が今やっていることの行きつく先はどこですか?」と問われたとき明確に答えられるだろうか。
明確な答えを持って働いている人は少ないのではないでしょうか。
マネジメントに関する言葉に「従業員は首にならない程度に一生懸命働き、経営者は従業員が辞めない程度に給料を与える」という言葉があるそうです。
今のわれわれがまさにその状態ですね。
教えられてきたことをそのままこなす、前例主義を採用するといった比較的イージーなことをこなしていきます。
たいていの人は職場の給料と退職金、年金をあてにし、会社から与えられる恩典のために毎日働きます。
20年後の年金額は減少している可能性が高いといわれ、退職金も年々減少しています。
厚生労働省が行っている「就労条件総合調査」では、5年ごとに退職金の平均額を調査しているので、少し紹介します。

残念なことにグラフを見れば減少しているのが一目瞭然ですね。
将来われわれが年金や退職金の恩典をあてにしているようでは、悲惨なことになるかもしれませんね。
だからこそ今の会社で「いくら稼げるか」ではなく「何を学べるか」にフォーカスしましょう。

そして将来待っているものは何なのか考えたことはあるでしょうか。
自分がどこへ向かっているのか、あるいはどこにも向かっていないのか、次の給料日をただ考えているだけでしょうか。
新しい技術や知識は学ぼうとしないと学ぶことはできません。
自分で決断していくしかありません。
変化することに慣れていない人は新しいことに挑戦することを嫌がります。
行動する時に一番辛い習慣は「やるぞ」と決心するときです。
動き出してしまえばあとは意外に進んでいきます。
最初の一歩を勇気を持って踏み出しましょう。

専門性を極めるより広い知識を

視点を変えることがとても大切です。
あなたがもしマクドナルドを経営するとしたら
①美味しいハンバーガーを作る
②セールスや販売方法などビジネス戦略を練る
この①又は②どちらを選ぶかで貧乏な人であるかわかるかもしれません。
美味しいハンバーガーを作れたとしてもそれを売る能力や知識がなければ宝の持ち腐れですし、ハンバーガーを作ることばかりに注力してしまい、売り込むことに関して無知なままでは美味しいハンバーガーも売れません。
経済的に苦しんでいたいり、自分の能力に見合わない収入しか得られない原因は、持っている知識、才能に比例するのではなく、「知らないこと」の状態にあります。
専門性が高くなりすぎるとそれに依存するようになり、身動きがとれなくなります。
また、自分の視野も狭めてしまう可能性が高くなります。
何かに依存するということは自立ができていないということです。
何かをつきつめるという行為はとても素晴らしいですが、われわれはあらゆる側面を学び、物事の全体像や相互関係を学んでいく必要があります。
もし今あなたが自分の職場で業務に「慣れ」てしまっているなら埋もれて行ってしまうかもしれません。
「慣れ」てきたということはその組織の一員として機能しているということです。
そこから抜け出すには「あなたによるあなただけの学び」をしていきましょう。
「稼ぐ」ことは生きていく上でとても重要ですが、それと同じくらい、いえそれ以上に「学ぶ」ことに重点を置く必要があります。
何事も長期的な視点が大切です。専門化することにあぐらをかき、学びをやめると待っているのは停滞です。
自分を成長させることができるのは自分だけです。お金に関する知識を高め、自分の子どもたちへ継承していくことができるのもあなただけです。
言い訳することなくどんどん行動していきましょう。

まとめ

①長い目で見て「何を学べるか」考え、行動しましょう
②覚悟を持ち、やると「決心する」ことが大切である
③広い知識を持ち、「知らないこと」をやめよう

 

 

 

 




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Posted by kaku1022