お金のロードマップ34話　金持ち父さん貧乏父さんの教え５vol.19　お金は実際に存在しない！？同意が動き回っているにすぎない

2023年3月7日

こんにちは。カコマナパパです。

キャッシュフローゲームはさまざまなことを教えてくれます。ラットレースから抜け出すために損益計算書と貸借対照表のお金の流れを理解すること、資産を作るということ、無駄遣いが資産を形成する上でどのような障害となるのか、人生の転機にチャンスを掴めるかどうか、というような成功するための人生の縮図を学ぶことができます。
前回のまとめですが、
①キャッシュフローゲームで損益計算書と貸借対照表の関係性を理解しよう
②いち早くラットレースから抜け出しファーストトラックへ移行するには選択肢をたくさん持つことが大切
③チャンスは待つものではなく、作りだすもの
です。

今回はお金そのものについて一緒に勉強していきましょう。

お金の機能

みなさんはお金の機能や役割をご存知でしょうか。
知っている方も多いとは思いますが、簡単にご紹介したいと思います。
①価値の交換
お金が流通するだいぶ前は物々交換で物が流通していました。自分の持っている者と相手の持っている者で双方が満足いく同意ができたときに交換が成立します。
しかし、今の時代はみなさんもご存じのとおり物やサービスはお金により、それと同等の価値のものを交換するという「価値の交換」の機能を持っています。

②価値の保存
お金には使わずに将来のために蓄えておく「価値の保存」という役割もあります。
古代ローマ時代に労働の対価として塩が支給されていたという説から、給料をサラリーといいますが、サラリーの語源はラテン語のサラリウム（塩）からきていると言われています。塩は生ものなどを保存することにも役立ち、昔は物々交換のときの手段としても使われており、貯金手段でもありお金と同等の役割も担っていたわけです。

③価値の尺度
全く同じ商品でもあってもお店によっては値段が異なることはよくあります。
日本にいる場合、物やサービスの価値は「円」という単位で測ることができます。この尺度を基準にわれわれは商品購入の意思決定をしています。
アメリカでは「ドル」、イギリスでは「ポンド」といったように価値の尺度は国によって異なります。

そして上記のお金の機能や役割を理解した上で、実際にお金とどのように向きあうかというとあくまで私個人の意見ですが、以下の３点が挙げられます。
①管理する
②学ぶ
③活かす
①は収入と支出の把握をするということ、②は本書でもお伝えしているとおり選択肢をたくさん持つためにファイナンシャル・インテリジェンスを鍛えること、③は貯めた資金を寝かさずに資産を形成するために活かしていくことです。
私はこれらの基礎を以下の動画から学びましたので、まだ見ていないからはぜひリンクから飛んで学習してみましょう。（１章から７章まであります）

お金は実際には存在しない

本書において金持ち父さんは「お金は実際には存在しない」と述べています。
いったいどういうことなのでしょうか。
「これがお金です」というようにみんなが同意して決めたものをいいます。
前述しましたが、日本であれば「円」、アメリカは「ドル」、イギリスは「ポンド」のように同意されたものです。
物やサービスと交換する際は実際にはお金がやりとりされるが、あくまで「同意」が動き回っただけであります。店頭に並ぶ商品を購入しようとするとき、その値札の金額で買う事に「同意」しているのです。お金持ちはこの「同意」とアイディアを武器にしています。
何もないところから何かを生み出すということはお金持ちになることも可能だが、同時に家族を苦しめる貧困も作りだしてしまいます。これは「頭という資産」を鍛えることでお金持ちにもなりうるし、反対に頭を鍛えないことで貧困にもなりうる対極の面を持ち合わせています。
これだけ聞けばどちらが良いかは一目瞭然だが、人は行動するのを嫌います。まだ見ぬ失敗や恥を必要以上に恐れます。行動しなければ何か変化が起きないこともわかってはいるけれど実際に動きません。
動くことが怖い人はまずは学習することから始めてみてはいかがでしょうか。ファイナンシャル・インテリジェンスを鍛えることは学習していく過程を楽しくてたまらないものにしていきましょう。
人生というゲームを楽しむためには勇気をもってどんどん行動して前へ進もうとする人と一緒にいる必要があります。
人生は一度きりです。お金のために働くのではなく、自分の使命のために燃えていきましょう。