お金のロードマップ12話 なんとなく貯金しない!!ゴールデンサークル理論によるビジョンの明確化
こんにちは。カコマナパパです。
前回までは貯金の黄金比『2:6:2』について勉強しました。
簡単なおさらいになりますが、
①『2:6:2』の黄金比を意識して、簡単に貯金に手をつけられない状態にする
②自己投資で自分自身の知識やスキルを深めていこう
③プール金(余剰分)の使い方を強く意識しよう
でしたね。
黄金比は貯金額、割合を決めてコツコツ継続していくもので残ったプール金で何をしていくかが重要になります。
人に与えられた時間は有限です。
目先の「今だけ」に集中せず、将来のためにコツコツ貯金を継続し、プールした余剰金で自己投資をして、自分を高めていきましょう。
さては今回はゴールデンサークル理論というものについて学んでいきましょう。
目次
ゴールデンサークル理論
ゴールデンサークル理論とは、サイモン・シネック氏が提唱したマーケティングで用いられる考え方です。
自分のビジョンを伝えるためにWHY⇒HOW⇒WHATの順番で伝えていくことで共感を生むことができます。
○WHY:なぜ
○HOW:どうやって
○WHAT:何を
一般的にプレゼンテーションや何かを説明するとき多くの人は「WHAT⇒HOW⇒WHY」から説明していきます。
もっと言うと多くのプレゼンテーションには「WHY」の部分が抜けていたり薄かったりすることが多いです。
共感を得るためにはWHYが必須であり、これは自分自身にも当てはまります。
自分が納得、腹落ちしていないものは継続できないものです。
まずは自分の根幹にあるWHYを見つけましょう。
WHYは目的、HOWは方法、WHATは手段です。
例えば組織として達成したい「目的」があるときに、方法や手法ばかり説明されてもビジョンが明確でないまま話を進めても組織として意識が同じ方向を向くことはできません。
「目的」を決めるということは「方向性」を決めることでもあると思います。
ベクトルが一人一人違う方向を向いていては達成できるものもできなくなりますよね。
どこに向かっているのか、何を目指しているのか「目的」をはっきりさせましょう。
ビジョンという言葉を使っていますが、ビジョンとは「実現したい未来」のことです。
ビジョンには「なぜやるのか」という意識が大切です。
「なぜ貯金するのか」「なぜお金持ちになりたいのか」と核の部分をはっきりと言える人と言えない人では、行動力が違ってきます。
目指すところがブレないからです。
方法や手段にばかりフォーカスしているとそのうち目的もブレます。
「なんとなく」貯金しているうちは貯金も長続きしません。
貯金の先にある「目的(ビジョン)」を意識しましょう。
このとき、書きだして文字を視覚化するといいと思います。
僕も目につくところに紙を貼っています。
そして視覚化したうえで、画像化してみましょう。
「文字」に起こし、自分が理想とする状態の画像・絵なども用意するといいと思います。
文字に起こした言葉はあなたの根っこにある大切なものになります。
いつ誰に聞かれてもパッと言えるような目的であるとビジョンを強く持っていることになります。
とっさに聞かれて「あれ?なんのためにやってるんだっけ」となるようではもしかしたらビジョンが弱いかもしれません。
WHY,HOW,WHATの設定の仕方
それではWHY、HOW、WHATの設定のやり方について考えていきましょう。
これは僕の考え方ですので、違った考え方もあっていいと思います。
WHYの設定について
例えば「お金持ちになりたい」というざっくりした目的を立てます。
次にトヨタ生産方式の代表的な方法の一つである『なぜなぜ分析』をしていきます。
回数にこだわらず目指すビジョンの真因にたどり着くまで繰り返しましょう。
自分が真に大切にする部分を見つけるためのものです。
HOWの設定について
WHYに対してのアプローチの仕方・方法になります。
お金持ちを目指すのであれば、貯金や投資などの方法。
健康的な体を目指すのであれば、運動や食事管理などの方法。
アプローチの仕方は様々世の中にはあると思いますが、正しい方法でアプローチするためにも勉強して知識を身に着けたり、すでに自分が目指す状態になっている人に教えてもらうなどしましょう。
WHATの設定について
手段を決めるのももちろん大切ですが、一番お伝えしたいのは「いつまでにどこまで」達成したいのか期限と具体的な数値目標を合わせて手段を決めると良いと思います。
ダイエットするときに「年末までに5kg痩せるためにランニングを週に3回1時間行い、雨で走れないときは30分筋トレする」
貯金をするときに「5年間で500万円貯めるために月に4万円、ボーナスは全額貯金する」
などと具体的な数値、期間を定めるとより効果的です。
ちなみに貯金は前回もご紹介しましたが、『2:6:2』の黄金比を採用して決めるといいと思います。
このWHATの設定も明確なビジョンであるWHYがしっかりしていればブレずにやっていけると思います。
なぜ貯金をするのか、貯金したその先にある目的を明確にしていきましょう。
まとめ
①手段より目的を先に設定することでビジョンを明確にする
②「なぜやるのか」ブレない核をしっかり持つ