「もらう」よりも「与える」
本当のお金持ちになるためには「もらう」ばかりではなく、「与える」こともしなければなりません。
本書とは違う著書『GIVE&TAKE』の中で人はギバー、テイカー、マッチャーの3つのタイプに分けられると述べています。
ギバーは25%、テイカーは19%、マッチャーは56%におおよそ分かれるそうです。
ギバーとは、見返りを求めず、自分の時間や知識、アイディアなどを相手に与える人のことです。
テイカーとは、常に自分の利益を優先させ、多くのものを受け取ろうとする「自分だけ」思考の人のことです。
マッチャーは、ギバーとテイカーの中間の性質を持ち、損得のバランスを考える人のことです。
社会で最も成功しやすいタイプというのはギバーの中でも「他者志向型ギバー」という他者との関わりの中で自分の利益も損なわない人です。他者への奉仕により喜びを感じることができればあなたも「与える」人、ギバーになれると思います。自分の時間などを損ねてしまう人は「自己犠牲型ギバー」と言われ、他社に与えすぎて、自分の利益を損ねてしまう人です。世の中には情報や利益だけを取りに来るテイカーがいるので、相手のことはより注意深く見る必要があります。
ロックフェラーやフォードという財団もお金を与えることで富を誇ってきました。
金持ち父さんの場合は「まず与えて、次にもらう」
貧乏父さんの場合は「もらってから与える」
これまで一緒に勉強してきた「持てる者」と「持たざる物」のギャップはお金のために働く専門化した人材を輩出することに特化した教育システムに起因しているかもしれませんね。
学校ではお金に関する勉強はなく、お金持ちの親が自分の子どもにその知識を継承していくことでお金持ちはお金持ち、貧乏は貧乏というように格差はそのまま世代を超えて受け継がれていきます。ぜひみなさんはお金に関する知識を学び、そして行動していきましょう。
以上がお金持ち父さん貧乏父さんの教えの部分になります。
次回から実践編を一緒に勉強していきましょう。
まとめ
①「売る能力」と「コミュニケーション能力」を伸ばそう
②「与える」人になろう
③人生を楽しむには広く知識を持とう