お金のロードマップ42話　金持ち父さん貧乏父さんの教え６vol.27　５つの障害を乗り越える！資産をなかなか増やせない人の障害とは

2023年10月31日

前回のまとめですが、
①「売る能力」と「コミュニケーション能力」を伸ばそう
②「与える」人になろう
③人生を楽しむには広く知識を持とう
です。

前回で金持ち父さん貧乏父さんの教え１～６の内容が終了しました。
今回からは実践編を紹介していきたいと思います。

お金について学び、お金の流れを読めるようになったからといってお金のためには働くことから経済的自由になれるとは限らないとうすうすみなさんも感じているのではないでしょうか。
本書で示されている障害となる資産を増やすことができない以下の５つの障害を何回かにわけて紹介していきます。
１．恐怖心
２．臆病風
３．怠け心
４．悪い習慣
５．傲慢さ

今回は第一の障害「恐怖心」についてです。

お金を失うことに対する恐怖心

誰でもお金に関する損失をすることはいやだと思います。率先して損失に向かっていく人はいないでしょう。おそらく世の中の財産を築いた人たちで、１円も１ドルも損をしたことがないという人もいないと思います。
お金を損してしまうという恐怖心は誰でも持っていると思います。むしろ恐怖心を少なからず持っていないと重要な選択をするときに正しい判断ができなくなることもあると思うので、恐怖心を持たないということにはリスクを感じますが、大切なのは損をしたときにどう反応するかだと本書では教えています。
お金持ちとそうでない人ではどのように対処していくかに違いがあります。
「もし危険を冒したり心配したりするのがいやなら、若いときに始める」
これは私も知り合いから教えてもらったことがあるもので、ある程度年齢を重ねてリスクを冒し、損をした場合に立ち直ったり元に戻るのが容易ではなくなるからです。
ただ失敗なくして成功はありませんので、大なり小なり挑戦していくことは自分の人生に挑戦していくことだと思います。

お金に対して余裕が生まれてくるのも年齢を重ねた方が多いです。若い人はお金に対してがっつく方が多いですが、年齢を重ねるごとに落ち着いてきます。
下の表の平均貯蓄額と中央値が物語っています。

失敗を恐れずバネにする

人が金銭的に成功を収めることができないのは、慎重にやりすぎているせいかもしれません。
起こってもいない、又は９割方起こらない心配事をして行動しない、または行動しない言い訳にしている人が多いと思います。
おそらく失敗を経験したことがない成功者などいないと思います。
失敗して、失敗して、失敗してそれでも諦めず勝利した人が成功者になりえます。つまり勝利とは敗北のあとにやってくるものです。敗北を知らないプロスポーツ選手はいません。負けて悔しい想いをして、歯を食いしばりながら「もっとうまくなろう」「もっと努力しよう」と続けることでトップアスリートになっていくのだと思います。
お金に関する学びをしないということもお金を増やそうとして損をしてしまうかもしれないという潜在意識により何もしないという選択をしているように思えます。
たいして勉強もしていない、努力もしない、それなのに大金が落ちていないかな、もっと給料上がらないかななど甘えた考えをするのです。そういった人はたいてい「なぜお金がほしいのか」明確になっていないため収入があがれば支出も自然と膨らみ結果お金は手元に残らないという結果になります。

金持ち父さんは失敗してもそれが自分をより賢くしてくれるということを理解していたことで失敗を恐れないことができたということです。たとえ負けたり失敗してもそれを受け入れて、勝利に変えていくことが大切ですね。
勝者：敗北によりやる気を奮い立たせる者
敗者：敗北により打ち負かされてそのまま起き上がれない者

参考までに成功者の言葉を紹介しましょう
ジョン・D・ロックフェラー「私はいかなる失敗もチャンスに変えるようつねに努力してきた」
フラン・ターケントン「勝つこととは、負けを恐れないことを意味する」
ヘレン・ケラー「挑戦して傷つくたびに、魂が鍛えられ、熱意に磨きがかかり、達成へと繋がるのです」
ミッキー・ルーニー「成功への道に、失敗はつきものだ」

失敗から目を背けずに逆にその失敗により熱意を燃やし、エネルギーに変えていきましょう。

本書ではテキサス人のような考え方をしなさいと書かれていますので、紹介します。
・テキサス人はスケールが大きい
・お金に関することになるとゴキブリみたいな生き方をしている大部分の人間とは大違い
・勝ったときにはそれを誇りにするが、負けたときにはそれを自慢する
・失敗によって意気を奮い立たせる。失敗を受け入れ、それを元気の源に変える
・失敗からエネルギーをもらい勝利者になる
どうですか。みなさんの考え方と違いますか。歴史的背景もありますが、前向きで勇気をもらえる考え方ですよね。保守的な日本人とはまるで考え方が違いますね。

成功者の考え方や自分にない価値観を吸収して明日からどんどん行動していきましょう。